Aチーム フルメンバーで掴み取った優勝は、格段に嬉しい。
Bチームを結成してから、何度も悔しい思いをしてきた選手たち。
確実に成長しているはずなのに…
あの時に打てたら…
練習のとおりできれば…
そんな言葉をグッと飲み込んで、ひたすら練習してきた成果が出たような試合だった。
決勝戦らしく、両チーム一歩も譲らない試合運び。最後に勝利を呼び込んだのは、
選手たちの勝ちたいという強い気持ちがあったからだと思う。
Bチームの優勝を見届けた後、Aチーム選手たちの顔が引き締まる瞬間があった。
気合十分にグランドへ向かい、プレイボール。
いつ、どこで習得したのだろう…。
負の雰囲気を消し去るバッティング、ピンチでも落ち着いて守り切る集中力。
気持ちを切らずに、全員野球を貫いた結果、優勝旗を手にすることができたのだろう。
夏の終わりに、最高の笑顔を見せてくれた選手たちの顔は、真っ黒で輝いていた。
神輿を担いで、神頼み!?